1950年代に入ると、タイ大衆音楽には、バンコクの都会派歌謡“ルーククルン”と、農村出身者の歌“ルークトゥン”というジャンル分けが生じましたが、このスラポン・ソムバットチャルーンは後者の大スター、タイ北東部のモーラム歌謡や日本の演歌、ラテン音楽やP・ラムリーに影響され、自らのスタイルを作り上げました。実際、60年代のLP復刻である本盤には、日本歌謡「りんごの花は咲いたけど」や、マンボとタイ民謡をミックスしたような曲、ドドンパ曲も収録されています。1968年に銃撃され亡くなってしまいましたが、今もって“ルークトゥンの王様”として人気は絶えません。
向かって左から、
*Surapol Sombatcharouen / Rum Giew Sao CD 品切れ
*Surapol Sombatcharouen / Pee Kae Laew CD 品切れ
*Surapol Sombatcharouen / Pen Sode Tum Mai CD 品切れ
*Surapol Sombatcharouen / Poo Pae Ruk CD 品切れ