1867年サンティアーゴ・デ・クーバで生まれ、1968年(101歳!)に亡くなったキューバのトロバドール、シンド・ガライ、生誕150週年記念アルバムとなります。>こちらで紹介されていた作ですね!(無断リンク陳謝&感謝!)やっと入荷して来ました!
大変興味深く、かつレアな音源復刻を含むアルバムが発売になりました!!
19世紀と20世紀の変わり目に、キューバ独自の歌を創り、かつ主にギター弾き語りで自らも歌い演奏したシンガー・ソングライター=トロバドールたち。ちょうどキューバ独立運動の時期でもあり、キューバのアイデンティティ成立にも文化面で関わったといわれています。そんなトロバドールの中でも、もっとも民衆に愛されその歌も歌い継がれているのが、シンド・ガライです。息子のグアリオネクス・ガライとともに、SP時代にそれなりの量を録音しているはずですが、今までLP時代CD時代を通しても、(たぶん)1曲のみが復刻されているだけでしたが、なんとこのアルバムにはSPから2曲(先の復刻曲とは違うもの)、さらに、晩年のプライベート録音を2曲収録しています。SP起こしの2曲は、グアリオネクスとのデュオ。プライベートの方は、1曲がもう1人の息子アトウェイ、もう一曲は孫(女性)のマルガリータとのデュオで、女性と歌った録音はこれだけだそうです。内容は言わずもがな。ハモっているのだかどうか解らないような、キューバ独特の二重唱を自由リズムで歌い(シンド・ガライは低音)、シンドの素晴らしいテクニックのギターが、また違う表情を付け加えます。一聴素朴に聞こえますが、よく聞くと高度に洗練された音楽であることが解ります。
他の収録曲も、もちろんシンド・ガライの曲で、1979年代にグアリオネクスや、アドリアーノ・ロドリーゲス、ドミニカ・ベルヘス、そしてギターのグユン(グジュン)親子も参加して、シンドに捧げられたLPアルバム収録の音源を中心に、デゥオ・カブリサス-ファラチ、ドゥオ・アルメナレス・マルケスの貴重音源を収録。
ソンやフィーリンに繋がる、キューバの歌の源流です。(サプライヤーインフォより)