LOS PAPINES / RUMBEANDO A MI MANERA

1970年の大阪万博に参加したのをはじめ、来日などを通じ、古くからのキューバ音楽ファンにはお馴染みのパーカッション・アンサンブル・グループ、ロス・パピーネス。50年代にコンフント・グアグアンコー・マタンセーロを母体として結成され、同じマタンサス出身でもムニェキートス・デ・マタンサスのようにストイックなハードさに進むのではなく、エンタテイナーとして万人に親しまれるルンバを目指してきました。
2017年に2枚組でリリースされた本作は、CD1が過去のアルバムから全12曲をピックアップしたアンソロジー。この兄弟グループのディレクターを務めてきたパピンことリカルド・アブレウは、09年に惜しくも亡くなってしまいましたが、CD2には、その後を継ぐ新生パピーネスの新録が収められています。ディレクターを唯一のオリジナル・メンバーとなったヘスースが受け継ぎ、リード・ヴォーカルにはヘスースの娘ジュリエットが就任。彼女のパワフルかつ伸びやかな歌声に、アフロ・キューバンのめくるめくポリリズム、曲によりブラスやピアノを含むアンサンブルや、フアン・フォルメルのナンバーなども取り上げ、ティンバやラップ/ヒップホップも吸収した、ファンキーかつエンターテインメント性に富んだパピーネスの現代アップデート形態を披露してくれています。ボーナストラックとしてリカルド歌うボレロ・ナンバー「ノスタルヒア」も収録。
さらに嬉しいことに、貴重な写真やテクスト(スペイン語)で、パピーネスの歴史を綴った24ページの小冊子付です。これはマストですね。(サプライヤーインフォより)

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