1999年に16歳でデビューし、早熟のハルク女性歌手、セヴジャン・オルハンの6作目(まだ31歳)!常ならずビートの効いた曲がやや多めというところが聞きどころ?ベリーダンス風ビートや、トルコのクンビアと言われもする “アンカラル” 風(サラームが言ってるだけ?)、あるいはクルド系ダンス・リズムやバルカン/マケドニアンなビート(元はといえばトルコ起源)曲も配されたりして、単なるハルクとは言い難い意欲作となっています。それにつれて、バックの多彩さも特筆もの、もちろん、いつもながらのしっとり系ハルク・ナンバーも並んでいますが、いつも以上にアレンジが冴えています。まるで、完全アコースティック版カルデシュ・テュルキュレル?一聴、地道なハルクの世界にも少しづつ変化が?まずはその代表格、セヴジャン・オルハンから、ということでしょうか。