冒頭曲「T.O.P.」、世の中が、人そのものよりも、お金や成功を重視することが常道であることに、否を唱えた内容の曲だそうです。

ま、いつの世だって、お金や成功の方に重きが置かれ続けて現在があるわけですが、まず冒頭曲で、それは間違いでしかないと歌わずにはいられないところ、実にアフロビートじゃないですか？EGYPT 80 名義では６年ぶりのアルバム、志なくばアフロビートにあらず、で、その上でこの素晴らしい演奏です。

変拍子も交わるいっそう細分化したリズムに、流動感あるギター＆ベースと歯切れ良いブラスのリフ、そこから放たれるサックスのソロ、その活き活きとした自在な演奏が、ジャズやファンク、フュージョンといったイディオムに似て非なるものであることは、やっぱり、故フェラ・クティから受け継ぎ発展させて来たアフロビートならでは、ということに。

正直、総合プロデューサー、レニー・クラヴィッツ、と言われても、ちょっとピンと来ないのは、当方、お恥ずかしながら、レニー・クラヴィッツという人の音楽をほとんど聴いたことがなかったからですが（さっき聞いてみました）、本作が、６年ぶりというインターヴァルおいて実った、シェウン・クティ＆エジプト８０の音楽的な練り込みの成果であることは、言うまでもないことでしょうね。

1.T.O.P. 07:24
2.Dey feat Damian Marley 05:43
3.Stand Well Well 05:54
4.Emi Aluta feat Sampa The Great 08:43
5.Love & Revolution 08:36
6.Move 05:46

＞★こちらで紹介されていました（無断リンク陳謝＆感謝）！

Seun Kuti set to release highly anticipated album ‘Heavier Yet (Lays The Crownless Head)’, executive produced by Lenny Kravitz on October 4th.