キューバン・ソンの聖地サンティアーゴ・デ・クーバの伝説のグループ、キンテート・デ・ラ・トローバの流れを汲むセプテート・デ・ラ・トローバが、グループの創始者マデューロに捧げた、伝統の継承と進化を聞かせるアルバム。
●キューバ・ポピュラー音楽の基幹となってきた音楽、ソン。そのソンのルーツの地の一つであり、今なお伝統的ソンが盛んな地、サンティアーゴ・デ・クーバ。その地で、1976年以来活動を続けるグループ、セプテート・デ・ラ・トローバの新作の登場です。
●このグループはもともと、キンテート(5人組)のグループとして出発。創設者の“マドゥーロ”こと故リゴベルト・エチャベリーアはギター奏者(4単弦という特殊なもの)で、サンティアーゴ・デ・クーバだけでなく熱心なキューバ音楽ファンから今なお多大なリスペクトを受けている伝説的なミュージシャン。このアルバムは、彼の誕生100年を記念して制作されました。
●現在は、オリジナルメンバーは残っていませんが、メンバーを7人に増やして、その伝統を守りながらも新しい感覚も取り入れつつ、ソンのトップ・グループとして活躍しています。
●彼らの魅力はなんといっても、ソンとそれよりより古い音楽スタイルでソンの登場に大きな影響を与えたと言われるスタイル、トローバのエッセンスがしっかりと演奏からにじみ出ているところでしょう。その上で、その感覚を損なうことなく現代的な演奏法やコード感、リズム感などを取り入れています。現代感覚と培われてきた伝統が、無理なく同居しているのが、本当に素晴らしい。
●スローからアップまで、リズミカルでありながらもまろやかさ~落ち着きを感じさせてくれる、キューバ音楽の一番重要なエッセンスをきちっと聞かせてくれています。
●取り上げている曲は、ミゲール・マタモロス(トリオ・マタモロス)、アベラルド・バローソ、エリセオ・グレネー、エルネスティーナ・レクオーナ、コンパイ・セグンド(フランシスコ・レピラド)、レンベルト・ベケールといった、ソン黄金期に活躍したミュージシャンとその周辺のミュージシャン~作曲家の代表曲を中心に、キンテート・デ・ラ・トローバ時代からの代表的なオリジナル「Irma イルマ」まで10曲。このグループの魅力を伝えるのに最適なナンバーばかりです。
●キューバ音楽ファン、ラテン音楽ファンは大注目!もちろんこのあたりの音楽を初めて聞いてみようという初心者の方にも推薦できる内容です。
(サプライヤーインフォより)
△参考
曲目表:
1. El Panquelero (Abelardo Barroso) Son
2. Quiere que la Miren (Juan Almeida) Guaracha
3. Pap Montero (Eliseo Grenet) Son-Cumbia
4. El Carretero (Carlos Portabele) Son Montuno
5. Se Muy Bien que Vendr s (Ernestina Lecuona) Bolero
6. Mix-Cumbia (DR) Cumbia
7. Irma (Reinaldo Prades) Bolero-Son
8. Como la Avellaneda (Francisco Repilado) Danzonetillo
9. L grimas Negras (Miguel Matamoros) Bolero-Son
10. A Toda Cuba le Gusta (Remberto Becker) Guaracha