ミャンマーのチャルメラというかオーボエにもたとえられる、ダブルリードの管楽器 “フネー”の匠、マンダレー在のセイン・ムヤ・ポー率いるサインワイン楽団アルバム全12曲収録CDです。各種青銅ゴングや旋律環状太鼓のパ・ワイン、舟形木琴のパッタラーなど旋律打楽器群による変拍子リズム・アンサブルのシャワー、というか、リズムのつづら折り的連鎖の中で、自在にフネーを吹きまくるセイン・ムヤ・ポー、そこで、やっぱり思い出してしまうのは、ドン・チェリー『永遠のリズム』と、言いたいところですが、ドン・チェリーの方が参考にしたんじゃないかと、ミャンマーのサイン・ワインを…、そんな風に感じる次第です。