★サンバ・トゥーレ/干ばつの土地, 深化するソンガイ・ブルースの世界へ
〜ソンガイ・ブルースの雄が放つ最高傑作、遂に登場! かつてアリー・ファルカ・トゥーレ(1936~2006)が世界に向け紹介した〈ソンガイ・ブルース〉をいまに受け継ぎ、独自のスタイルを盛り込んでその世界観を構築しているのが、このサンバ・トゥーレだ。ブルージーなギターを中心に、ンジャルカ(1弦フィドル)やンゴーニといった西アフリカの伝統楽器、さらにメッセージ性の強い歌詞に渋い歌声を加えた彼は、当地に暮らす人々の代弁者として高く支持されてきた。そんな彼が2015年に発表した本作は、ソンガイの人々を苦しめる干魃や紛争、失業などの問題を正面から見つめた社会派な内容だが、そんなシリアスな部分を中和させるほどのヴァラエティに富んだアレンジが魅力。本作で是非ソンガイ・ブルースの深慮な世界に触れてほしい。(メーカーインフォより)
砂漠のブルースとも親戚関係ながら、ンゴニやソク、カラバッシュといった弦楽器も使われるし、シャウトやハラーといった唱法はあまり使わないその淡々とした歌声ともども、どこか、ニジェール・デルタらしい?湿り気を帯びているような気がします。最終的には滋味が伝わって来るよーな出来ばえです。
1. 干ばつの土地
2. 火遊びしてはならぬ
3. マレ・バノ
4. 農民たち
5. 黒い果実
6. 海
7. ガフーレ
8. 生ける死体
9. 急がば回れ
10. 帰ろう