RUDY DE ANDA / TAKE ME FOR A LITTLE WHILE – 83

チカーノ・バットマンがプッシュしたことで知られることになった鬼才、ルディ・デ・アンダ。アーティスティックな鋭い感覚が傑出する作品は常に要チェック。(最新アルバム“CLOSET BOTANIST”も傑作!)ロサンゼルス・ロングビーチで暮らした後に、突如南カリフォルニアのチカーノ・シーンを離れシカゴへ移住。現在はコールマインからの連続シングル盤リリースに取り込んでいる。この7インチ盤はテキサス・サンアントニオのチカーノ・ソウル・シーン最重要バンドのひとつ、ザ・ロイヤル・ジェスターズが60年代にリリースしたキャッチーなシングル盤ナンバーのカヴァー。往時のオルガン・サウンドを踏襲したサウンドをバックに歌詞をスペイン語に変えて歌唱、途中ドラムとベースのブリッジに突入するとサイケデリックなモントゥーノ風のラテン・ロックへと展開。力強いラテン・ピアノはラ・ペーニャ・オーケストラのパトリック・ドンリーとのこと。超オススメ。

本人からコメントが届きました。

Q. なぜこの曲を選んだのですか?
「ロイヤル・ジェスターズのサウンドに惚れ込んだのです。甘いソウルとラテン調のロックンロールの完璧なバランス。 史上最高のチカーノ・ソウル・バンドのひとつに敬意を表したかったから。この曲のスペイン語バージョンはこれが初めてだと思う。最後に僕らなりのアレンジを加えて変化をつけている」
Q. シカゴへ移住した理由は?
「親しい友人たちは、僕がいつも遠くへ引っ越したいという願望を持っていることを知っていたんだ。いつか将来はメキシコかスペインにと思っている。とにかく僕は一時的な心の癒しが必要だったのさ。そしてシカゴはそれを与えてくれた。 豊かな音楽の歴史を持つ、とても大きな都市だ。 冬は本当に寒くなるけど、ここにいられて幸せなんだ。 シカゴのそのマジックを表現するのは難しい。 こっちではチカーノ・ソウルってあまり聴けないんだけど、そこで僕の出番ってわけなんだ」

〜以上サプライヤーインフォより

SIDE A: TAKE ME FOR A LITTLE WHILE
SIDE B: 83

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