古くから活躍するカンシオーン系のキューバ人女性歌手で、かつて美人女優としてもならしたロシータ・フォルネス。1923年生まれで、2010年代に入ってからもアルバムをリリースするなど健在ぶりを示してきた彼女ですが、本作は04年リリースされた2枚組アンソロジーです。キューバのエルネスト・レクオーナやゴンサロ・ロイグ、メキシコのアグスティン・ララ、プエルトリコのボビー・カポーやラファエル・エルナンデス、ジルベール・ベコーやコール・ポーターのナンバーなど、カンシオーンやボレロ~フィーリン、バラーダ、サルサ調なアレンジの楽曲も含め、その歌謡世界をたっぷり味わっていただけます。オーケストラなどバックに従えドラマチックに、華やかに、けれれども大仰になりすぎることのない伸びやかな歌唱には、気品を感じさせますね。(サプライヤーインフォより)