先般、遅ればせながら初入荷、即売り切れてしまった23年作!
なんというか、久々、マグレブ・テイストの “ROCK” を蘇らせてくれたんじゃないか?と…。
在仏アルジェリアンのキーボード&ヴォーカル>ソフィアン・サイディ&ウードやゲンブリほか弦を奏でる>メフディ・ハダブ(ex. スピード・キャラバン or >デュオウード)加えて、ストラスブールはカト・オノマの創立者として知られる仏エクスペリメンタル・ロックのイノヴェイター、仏人ロドルフ・バーガーという3人が、それぞれの音楽性を溶かし込み鍛え直した、新味のあるマグレブROCKを聞かせています。
〜ところで、表題?それともユニット名なのか?よくわからない冒頭の “マドモワゼル” のそのイントロ、メフディ・ハダブのエフェクティヴなシンティール(ゲンブリ)が奏でるスリリングな前傾フレイズを聞いて、おおっコレは!と思い出したのは>こちら、ハッサン・ハクムーン1993年作冒頭のトラック “バニア” でした。なるほどなあ、わかるような気がします。このフレイズで始めたかった気持ち…?あの頃、ハクムーンの、その音楽的に突出した身体性は、ツェッペリンにも負けてないなあ、と思ったものでした。本CD冒頭曲、全く同じではありませんが、オマージュってヤツですね。
ハッサンのこの曲を聴いた時、あるいは、そしてラシッド・タハの >“Rock El Casbah” を聞いた時、マグレブ音楽はロックでもあり得ると確信した当方ですが、それはソフィアン・サイディもメフディ・ハダブもいっしょでしょう。加えて、たぶんロドルフ・バーガーも(当方と同世代)共有している感覚かと思います。あれから、四半世紀以上の時を経て、また、こーゆーアルバムを聴けるという僥倖?やめられませんねえ…
1 Vous Êtes Belle (Mademoiselle)
2 504
3 One Two Three
4 Embrasse Marie Pour Moi
5 Sahara Malakoff (Le Désert)
6 La Terre Feu (Que Sera Votre Vie?)
7 Rani Wahdi + I Drink Alone
8 Hey Baby
9 Le Dédain