REINETTE L’ORANAISE / TRESORS DE LA CHANSON JUDEO-ARABE

モロッコやアルジェリアなどのマグレブ諸国で、1930~1960年代に流行った大衆歌謡「ジュデオ・アラブ」。いわゆるアラブ国であるマグレブに住んでいたユダヤ人たちの歌謡ですが、アラブ人達にも大変親しまれていました。その後彼等は亡命を余儀なくされ、フランスをはじめとしたヨーロッパを中心に離散させられてしまいましたが、その後もリリ・ボニッシュなどはフランスを拠点に活躍し、数年前にはフランスのアパレルA.P.C.のレーベルから新作を発表し、日本でも話題となりました。本CDは、そんなジューイッシュ・アラベたちの黄金時代の代表的スターを復刻するシリーズの一枚です。本アルバムの盲目の女性歌手は、ラスト・レジェンドといわれるアラブ・アンダルースの大歌手で、ウード弾き語りで、朗々としたコブシをたっぷりと聞かせてくれます。曲によりピアノが洗練されたアクセントとなり、独特のモダーンさをも醸し出しています。
西洋楽器のあいだから聞こえてくるアラブの旋法が、これほどに自然なのは、レイネットのなかで二つの文化が境目無く融合していたからに違いありません。音楽的にも大変興味深い一枚です。(サプライヤーインフォより)

1. Fenit Ouachma Essabern
2. Aachki Fezine Ensaha
3. Menzinou n’har el Youm
4. Aadrouni ya Sadate
5. Nar Ouelfi
6. Enhabbek Enhabbek
7. Selli Homomec

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