PASTORITA HUARACINA

pastrita-huaracina1940年代頃から“ペルー・フォルクローレの女王”といわれるウァイノ系女性歌手パストリータ・ウアラシーナ(ウアラの羊飼い娘)の代表的CDの一つとなります。~原盤はペルーのヴィーレイもしくはメキシコのオルフェオンじゃないでしょうか?で、このパストリータ、生まれはペルー北部アンデスのアンカシ地方、8歳で首都リマに移り住み12歳から人前で踊ったり歌ったりし始めたそうです。そして故郷のウァイノやチュスカーダをラジオやレコードの普及と共に国中に広めました。ウァイノ系では最初期の全国区人気歌手ということになりでしょう。そしてその魅力はなんと言っても伸びやかな歌声とリズム感、加えてアンデス山系現地メイドのウァイノとは一味違う~気品ということになるでしょうか。ギター類、ケーナ、ヴァイオリン、パーカッション、そして時にブラスといったアンデス音楽ではお馴染みのアンサンブルがインカならではの哀愁のこもった旋律をリズミカルに奏でる中、軽快に飾り気なく素直な発声で歌うパストリータ、文句なく一級品ですね。山岳部で好まれる土臭さやアクの強さももちろん結構ですが、土着のウァイノを濾過して聴かせるような一味違う上澄み的美しさも感じさせるパストリータです。

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