PAPA WEMBA / FOREVER DE GENERATION EN GENERATION

617fzylwdel-_ss5002016年4月24日、アビジャンでの公演中に突然倒れそのまま逝ってしまったパパ・ウェンバのラスト・アルバム。パパ・ウェンバのお嬢さんが来日されて、一足先にお持ちいただいたCDになります。>2014年の2枚組“MAITRE D’ECOLE” も最高に充実していただけに、待ち望まれていた新譜が、遺作という形で届いてしまったことは痛恨ではありますが。

このラストCD(おそらく未完のアルバムの録音済みトラックを1枚のCDに編んだんじゃないかと思います〜完成品ならもっとヴォリュームあったんじゃないかと思われ)、ルンバを歌い切った前作とはまた一つ違う顔を見せてくれるパパ・ウェンバ、リンガラ語はじめ、スワヒリ語、バンバラ語、あるいは英語、フランス語、スペイン語も交え、ギニアからはベンベヤJAZZのヴォーカルだったセクバ・バンビーノ、タンザニアはボンゴ・フレーヴァーの人気男性27歳 Diamond Platnumz、 オランダ在コンゴレーズ・フィメール34歳のナタリー・マコマや、コンゴ若手ルンバ人気女性 MJ30らを迎え、言葉や国境を越えて、そして、世代の隔たりも乗り越えて行こうというウェンバ流儀の汎アフリカ的なPOPを展開しています。〜キゾンバ、クープデカレ、ルンバ・フラメンコやボサノーヴァ、マンデPOPやR&B、はたまたジャズなどなども取り入れ実に多彩。その色褪せることのない、伸びやかにして綺羅びやか、独特のアクも備えた唯一無二の歌声を軸に、ヴァラエティに富んだ音楽的広がりを見せてくれる新機軸です。いろいろと前向きに挑戦している新録だけに、これがラスト・アルバムとなってしまうことは、やっぱりさみしい限りですね…。

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