PAPA WEMBA ET EMENEYA / VIVA LA MUSICA – AU VILLAGE MOLOKAÏ , VOL.2

ヴィヴァ・ラ・ムジーカの初期音源をコンパイル!

ワールド・ミュージック・ブーム時にその名を大きく轟かせたアフリカを代表する音楽家のひとりがコンゴ人音楽家パパ・ウェンバ。2016年4月24日にアビジャンでの公演中に突然倒れそのまま亡くなったことは、当時日本でも報道されたほど大きなニュースでした。
そんなパパ・ウェンバは、まだベルギー領コンゴだった時代の1949年に生まれ、1960年代の終わりごろから伝説のバンド“ザイコ・ランガ=ランガ”のオリジナル・メンバーとしてシーンに登場し、一躍国民的な人気者となりました。そして1977年には自身のバンド“ヴィヴァ・ラ・ムジーカ”を立ちあげた彼は、当時“リンガラ音楽”と呼ばれていたルンバ・コンゴレーズを、ロック的にビルド・アップさせた“ルンバ・ロック”を作り出し、若い世代を中心に圧倒的な支持を得るまでになりました。その後80年代以降はインタナショナルな活躍を見せるようになり、アフリカを代表する音楽家にまでなりました。
本作はそんなウェンバが1977年に創立したヴィヴァ・ラ・ムジーカの初期音源(1978年から80年まで)を集めた編集盤シリーズの第2弾。ここでは初期メンバーのひとりで、後に“ヴィクトリア・エレイソン”というグループを作ったエメネヤ・ケステールが大きな役割を果たした楽曲が多く収録されています。特に④の‘Milena’は、エメネヤ自身が作曲したもので、彼にとっての初レコーディング作品。ここにはそのオリジナル・ヴァージョンが収録されています。そして1979年になるとウェンバは欧州に渡航し、ヴィヴァ・ラ・ムジーカは残ったエメネヤがまとめ役となって多くのヒット曲を輩出しました。
もちろん本作にはウェンバが参加した⑦や、タブー・レイ・ロシュロー率いる楽団“アフリーサ”(ギター・ソロはリゴ・スター)をフィーチャーしたウェンバの1979年のヒット曲⑧も収録。ロック風のコンパクトな編成を持つヴィヴァ・ラ・ムジーカとは対照的な、スケールの大きなサウンドを披露しています。
ルンバ・コンゴレーズからルンバ・ロックへと移る変わるという、コンゴの音楽にとって躍動の時代を象徴する作品。アフリカ音楽ファンなら必携の1枚と言えるでしょう。(サプライヤーインフォより)

▽スゴイ!今までなかなか聴けなかったオリジナル・ヴァージョンばっかり並んでいるのでした!

1 Ndako Ya Ndele (Version Originale)
Written by Emeneya Djo Kester
2 Dikando (Version Originale)
Written by Emeneya Djo Kester
3 Kalidjoko (Version Originale)
Written by Akolokaka Iso Na Iso & Bonganga Siriana
4 Mwana Ngo “Fatuma” (Version Originale)
Written by Papa Wemba
5 Milena (Version Originale)
Written by Djo kester
6 Ngambo Ya Bolingo
Written by Kisangani Esperant
7 Dembela (Version Originale)
Featuring – Dindo Yogo, Papa Wemba
Written by Emeneya Kester
8 Lèvres Rose “Papa Wemba”
Featuring – Kiesse Diambu, Orchestre Afrisa L’International, Tabu Ley Rochereau
Guitar – Rigo Star
Written by Papa Wemba

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