これはイイですね!シェヴァル・サムをはじめ大充実のトルコ女性歌手たち。こちらはイスタンブールの音大を卒業した女性歌手オヤ・イシュボガが、9人組楽団「グルップ・テュルク・カフヴェシ(トルコ式コーヒー店楽団)」と共作した12年作(オヤとしてはセカンドとなります)。カーヌーン、ウード、アコーディオン、ケマン、チェロ、ピアノ、パーカッションを用いたサロン的な音作りは古き良き時代の雰囲気を伝えるもの。全12曲はオリジナルを中心に、ゼキ・ミュレン2曲(タイトル曲の「この雨」)、伝承曲、アゼリー民謡などを含み、様々な色合いを開陳しくれます。とにかく、その丁寧で切々とした歌い口、あまたのトルコ女性歌手充実ムードの中でも、一つ傑出した雰囲気を伝えもします。丁寧で淡々としていて、抑えの効いた歌い口、…で、目もと涼しい美人です。個人的には、シュヴァルより好みです、お顔!?オススメします。