ORLANDO CACHAITO LOPEZ, FELIPE DULZAIDES & HIS COMBO 

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ関連ですっかりお馴染みとなったキューバの名ベーシスト、カチャイート(1933-2009)。彼の名前はジャケット写真が前面に配された本作ですが、1917年生まれで、キューバのフィーリン・ムーヴメント以前から、同傾向のモダーンなサウンドを提示していたアーティストたちの一人、ピアニスト兼作曲家フェリーペ・ドゥルサイーデスのリーダー作で、リビエラ・レコードからたぶん60年前後にリリースされた『スリー・ローヴス・オブ・ブレッド(トレス・パネス)』(ST-1005)を、曲順はシャッフルされていますが、全曲収めるリイシュー盤です。
ドゥルサイーデス奏でるピアノにベース、コンガ、ティンバレス、ギターやヴィブラフォンのアンサンブルによるスモール・コンボから繰り出される、洒脱でラウンジ感も心地よいキューバン・ジャズ/デスカルガ。トランペットが加わる曲や、インストだけでなく、フィーリン系名女性歌手ドリス・デ・ラ・トーレによるものと思われる、小粋なチャチャチャ系のヴォーカル・チューンも収めています。フランク・エミリオ/タタ・グイネス/オルランド・エルナンデス/ギジェルモ・バレートの共作曲となるLPタイトル・トラックは、まさに作曲者たちのスタイルとも言うべき、快調デスカルガに仕立てられていますね。ヴィンテージ・キューバン・ジャズ/デスカルガ名盤です。
盤起こしと思われ、若干のノイズが入りますが、音質はまずまずです。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)

01. Tropicana Special
02. What a Difference a Day Makes
03. Paloma Sin Nido
04. Tears of Blood
05. Mr. Felipe
06. As Long as You Live
07. Your Blue Eyes
08. Three Loaves of Bread
09. Noche de Veracruz
10. Country Girl
11. Serenata
12. Montunos

go top