先だってから、その代表作 “リンドゥー” ほか諸作をご紹介して来たジャカルタのオルケス・ムラユー・ブラン・プルマナです。エルフィやロマにも劣らぬリリース量から推し量っても、相当な人気だったんじゃないかと思われますが、こちら20曲1時間超えの収録ですから、やっぱりLP時代じゃなくて、カセット時代の録音と思われるものの、ジャケの写真からみても、その生ギターやマンドリン、生ピアノが入った演奏からしても、コレまでの諸作の中では一番古そうな作と思われます。70年代前半でしょうか? YOUTUBE にも流石に出てきませんね。…が、インドのプレイバック・ソングの影響は既に顕著です。両面太鼓のグンダンでなくボンゴがタブラのように叩かれているところも初期音源の証左かと。