OGIE YOCHA / ONENESS

POE-005_jacket_72★レイシズム吹き荒れる日本に一撃。朴保(パクポー)が80年代にサンフランシスコで実現した、伝説のオギヨッチャの音源が奇跡の復刻。これこそが多文化音楽集団(部族)だ!

<Ogie Yocha “Rowing boat together”>
地球を一つの乗り物と考え、世界中の人がこのボートに乗り込んで、一緒に漕いで行こうという意味から、このBandの名前はつけられた。(日本語で、エンヤーコラ の意) 当初はラスタマンの集まるオークランドの安アパートの地下で、裸電球一つの下でJAMを始めた。メンバーは6人。日本、韓国の民謡をレゲエっぽくアレンジしたバンドは、ピースイベントを中心に引っ張りだこだった。特にネイティブアメリカンムーブメントの中で、聖地Big Mtに招待され、“Oneness”を演奏できた事。SF City Hall の前でのイラク戦争反対Concertで、20万人の前で“HIROSHIMA”を唄えた事は、素晴しかった。90年代初めまでメンバーチェンジを繰り返しながらも、世界中からMusicianが集まりBayエリアを中心に精力的に活動できた事は、多くの人々の暖かいサポート、そしてMusician達の活力ある、素晴しい演奏によって支えられてきたからで、このRecordingには参加しなかったOgie Yocha Family、天をぬけるようなMasumiのボーカル、Gary King、Michael Sasaki、Peter Fujii(G)、誰もが踊りだすRashi Bell、Larry Carter、Mike Livermoreのドラム、Horasho Ital、Marco Brazil(Pc)と一緒にプレーできた事に感謝します。そして、まだボートの旅は終わっていませんよ。Yes!Rowing boat together!(2014年7月23日 朴保 Experiences with Ogie Yocha)

私が最初にポーさんに出会ったのは、18歳の時サンフランシスコに移ってまもなくの時でした。ポーさんはよくパーティーをひらき地元のミュージシャンを招待していました。私はすぐにポーさんとメンバーのすばらしいエネルギーを感じてオギヨチャのメンバーの手伝いを始めました。また、同じころメンバーのドラマーが演奏出来ないとき代わりに演奏するようになりその後ドラマーとしてメンバーになりました。私は、オギヨチャのメンバーとして活躍する中でいろいろな素晴らしミュージシャンと出会いまた演奏することができました。オギヨチャバンドは日本文化だけでなくアフリカ、カリブ、韓国、ジャマイカ、メキシコなど多文化精神が常にありました。私は、彼らと北カリフォルニアだけでなくネバダ州のコンサートにも一緒にツアーをしました。オギヨチャバンドは音楽だけではなく、それらを支えているバンドのメンバーやその仲間たち“Ogie Yocha Tribe”がとても魅力的でした。そこには、いろいろ違う人種や文化を受け入れる雰囲気があり私にとっては家族のようなものでありました。 ポーさんとの出会いでは音楽を(ドラムのテクニック)学んだだけでなく人生を学びました。(Mike Livermore /ex Ogie yocha ドラマー)

〜メーカーインフォより

■曲目:
1. ONENESS
2. They can not take our dreams away
3. HIROSHIMA
4. San Francisco Summer of love
5. Kuroda-Bushi
6. The Whales

【朴保(パク・ポー/PAK POE)】
1955年山梨県で韓国人の父と日本人の母の間に生まれる。1979年広瀬友剛の名前でメジャーデビュー。その頃の訪韓を機に自らのルーツに目覚め、朴保に改名。「朴保&切狂言」を率いて、レゲエ、韓国民謡、ソウル、ロックを混在させたパワフルな音楽を繰り広げる。1983年米国で開催予定であった反核コンサート「No Nukes2」出演の為に単身渡米するもコンサートは中止。以後サンフランシスコでロックバンド「オギヨッチャ」「サイケデリック・サムライ」を結成し、現地で活躍。ジェリー・ガルシア、ピート・シガー、ナラダ・マイケル・ウォルデン、デビッド・リンドレイ、カントリー・ジョー・マクドナルドなど多くのベイ・エリアのミュージシャンと交流した。湾岸戦争時には20万人を集めた反戦集会で2時間演奏。10年後帰国し「東京ビビンパクラブ」に参加。1997年「朴保Band」を結成。ライブ活動のほか、日韓合作映画「夜を賭けて」、ドキュメンタリー映画「A」(監督:森達也)の音楽を担当。最近では北海道のアイヌモシリ1万年祭、広島原爆ドーム前、沖縄高江など全国を駆け巡りライヴを行っている。今年デビュー35周年を迎えている。

go top