アジア人ディアスポラたちが抱える葛藤や矛盾を、親しみやすくも実験的なポップ・サウンドにのせて伝える
イタリア+ヴェトナム系アメリカ人SSW/移民史研究家ジュリアン・サポリティ。彼による音楽プロジェクト〈ノー・ノー・ボーイ〉では、フォーキーなアメリカーナ・サウンドに、アジア系移民/難民ゆかりの地で採取した環境音等を溶かし込み、故郷を離れて生きるアジア人ディアスポラたちの軌跡や心情を楽曲化している。同プロジェクト第三弾となった本作は、アジア系移民たちが抱える矛盾や葛藤などがテーマ。今回はバンジョウ演奏などをフィーチャーしたアメリカーナ・サウンドを軸足に、アジア風/バロック風のアレンジを施した楽曲も並ぶ。それぞれのナンバーには、アジアの伝統民族楽器の音や、戦時中のアーカイヴ音源、歴史の現場で採集した環境音にエフェクト処理をかけたものなどが細やかに溶かし込まれ、歌詞以上に雄弁かつ重層的なサウンドが構築された。(サプライヤーインフォより)
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付しています。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください。
1. The Onion Kings of Ontario!
2. Nashville
3. Mekong Baby
4. Western Empress of the Orient Sawmill
5. Jakarta
6. Nothing Left But You
7. Little Monk
8. Sayonara
9. Minidoka
10. 1603