NIKOS PAPAZOGLOU / MA’ISSA SELINI

ヴェテラン/モダーン??レベーティカ系シンガーソングライター=ニコス・パパゾグルの05年作です(結局遺作になってしまいました)。80年代のデビュー以来、一貫して、いぶし銀のバグラマー・プレイと、戦前の歌い手たちを彷彿とさせる不器用な歌い口で、これぞギリシャと言うべき作品をリリースし続けていたものの、90年代後半からは、作曲活動のみに専念、突然、自ら歌うことをしなくなってしまったパパゾグルー、待望の復活作です。そしてその内容はと言えば…、さすがに年輪も感じさせて、ギリシャならではのブズーキ、バグラマーを中心とした弦アンサンブルの表情も、やや柔らかくなり、その朴訥なヴォーカルも、やや丸くなったように感じさせますが、この人ならではのセンチメンタルかつタフ?な抒情に変わりはありません。ギリシャにおいても一種、別格のシンガーソングライターとして在り続けて来たパパゾグルーの復帰作にふさわしい、聞けば聞くほど味のあるイイ作品になりました…。

1 Μά ‘ισσα Σελήνη
2 Ανδόρα – Κορσική – Χανιά
3 Σ’ Ένα Μπαγλαμαδάκι
4 Μ’ Ένα “Γειά”
5 Αόρατοι Σταυροί
6 Καρρώ Κουβέρτα
7 Πικρό Ψωμί
8 Επαρχία
9 Ό,τι Με Πλήγωσε
10 Απόπειρα Λαθραλιείας
11 Όρτσα Πρίμα
12 Τόδε Τι
13 Ξεσπάει Αέρας
14 Να Μη Σ’ Έχω
15 Στιγμές

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