2013年末の>ミニ・アルバムはPOP〜ROCK系のテイストでしたが、ちょっとお痩せになって、女ぶりの印象も違ってしまいましたが(より美人に?)、なんだかこれまでのキャリアを刷新するような意欲作になったんじゃないかと思われる2016年秋の新作です(レーベルも今話題の新興 FEELGOOD へ移籍)。で、タイトルの”バベル” は何を意味するのか?よくわかりませんが、ジャケともども、なんかコンセプチャルな作品という印象〜この“バベル” ツアーも行っているようで(ロンドン公演もあり)、ジャケともども、何か歌物語のようなものがあるんでしょうか?その辺、不明なのですが、ギリシャ現地での評判は上々、ナターサは “BABEL” とともに帰って来た、みたいな報じられ方をしています。そして何より、その音楽性の変化〜ドラマティックでいてトラッド、地中海〜バルカン風味も増し、これまであまり聴いたことのないようなバッキング(映画音楽のような?)でありながら、確実にギリシャとしか言いようのない歌心も感じさせてくれて、ナカナカのもの(正直、前ミニ・アルバムのロック調には、ややもって、がっかりしていたので…)。そんな変化が、04年のデビュー以来、不動のナターサ専属ソングライティング・コンビ(アレンジも)、ゲラシモス&テミス〜GERASIMOS EVAGGELATOS & THEMIS KARAMOURATIDIS によって生み出されていることを知れば、この3人の絆が、今のギリシャにおいて、何か貴重なものに思えてくるような、そんな意気揚々とした作かと(変形ボックス型ジャケも何となくゴージャスです、ちょっとジャマッケですが)。
1 Τα Δικά Μου Τραγούδια
2 Άνθρωπος Του Κόσμου
3 Η Ομορφιά Στην Αθήνα
4 Hotel Vienna
5 Αντιγόνη
6 Βαβέλ
7 Ο Αητός Της Αγάπης
8 Δάκρυ
9 Ανταλλάγματα
10 Τα Μεθύσια
11 Τα Επόμενα Φιλιά
12 Οι Επιζώντες (Άλλη Μια Χρονιά)
*Themis Karamouratidis: piano, orchestration
*Aris Zervas: cello, assistant orchestrator
*Giannis Dimitriadis: keyboards, accordion
*Giorgos Bouldis: electric bass guitar and double bass
*Manolis Giannikios: drums
*Periklis Aliopis: trumpet
*Giorgos Kastanos: clarinet-saxophone
*Nikos Mermigkas: lute, lafta, bouzouki, mandolin