MY CHAU, MINH PHUNG, MINH CANH / MOI TINH QUE

my-chau-tancoベトナムの大衆歌謡は20世紀初めに起こった軽演劇/改良劇“カイルオン”の中で歌われたベトナムの伝統的な歌謡や中華風歌謡、あるいは植民者フランス経由の西洋音楽、ルンバやタンゴなど、そうした多彩な挿入歌(歌&科白)から生まれたとされますが、この淡古/タン・コーという男女掛け合い歌謡ジャンルも、そうした欧化する社会で生まれた歌謡の一つかと思われ…..、で、今もって活躍する女優?歌手?のミ・チャウ(ほか男性二人の男声)が、それぞれの曲で、前半部分はR&B調とか「朝日のあたる家」パクリとか、実に自由自在にリズミカルに歌い、そして後半、台詞っぽいパートでは、やや伝統的バッキングにおいて、チャーミングかつ浮遊感たっぷりのベトナムならではのメリスマの応酬を楽しませてくれます! たぶん70年代初め頃の録音でしょうか?貴重!

 

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