A1 Aheste Çek Kürekleri
A2 Ömrüm Seni Sevmekle Nihayet Bulacaktır
A3 Solgun Durma
A4 Ah Kıldı Zülfün Pek Perişan
A5 Çıkar Yücelerden
A6 Tereddüt
B1 Çepçevre Bahar
B2 Allı Yemeni
B3 Esiri Zülfünüm
B4 Anneye Ninni
B5 Aşıka Bağdat Sorulmaz
B6 Kalamış
トルコ EMI “SAHIBININ SESI” から1968年に3枚シリーズでリリースされた、ムニール・ヌーレッティン・セルチュク復刻集(おそらく40年代後半から50年代にかけてのSP録音集)のうちの1枚ですね、なぜアナログなのか?CDで出してもらえれば、うん十枚オーダーするものを…、残念です。ま、世の趨勢ということになるでしょうか?
思い起こせば、このLPシリーズ、まさしく故中村とうようさんのご自宅で聞かせていただいたLP、以来、ずっと耳から離れなかったその内容、アラブともペルシャとも違う、オスマン・トルコならではの優雅な古典歌謡の世界…、その記憶の中のヌーレッティンの歌声を頼りに、オスマン起源のトルコ歌謡全般を聴いてきた自分でした。というのも、他ならぬ、このヌーレッティンを起点に複製音楽時代を迎え、大衆歌謡化していったオスマン起源のトルコ歌謡、で、その後にゼキ・ミュレンが現れるわけですね、もちろん、ゼキの出発点はこのヌーレッティンからの大きな影響のもとありました。
(…ま、とうようさんに聞かせていただくそれ以前からCDで入手してヌーレッティンは聴いていましたが、やっぱりアナログなんでしょうか…、耳に残ったのはこちらでした。〜というか、とうようさんのところで聞かせてもらったから、印象に残ったということでしょうかねえ…)。
過日、当方のお客さんの○○○さんのためにこのシリーズのうち2枚をオリジナル中古LPでお取り寄せし、CDRに落としてもらっていたままになっていたのを、ここ数ヶ月、毎夕(落日が似合うんですよねえ、この声)、コロナで誰も来ない店の中、静かな気持ちで聴くという、なんとも贅沢な時間を過ごして来ましたが、何のことはない、昨年現地で復刻されていたんですねえ(今のところ3枚のうち1枚だけですけど…EMIマスター起こしと思われます。シールドなので音はチェックしていません。悪しからず)。
▽なお、ついでながら、3枚シリーズのうちのもう1枚、オリジナル・プレス1968 EMI LP (VG/VG) 品切れ(下写真)。チリノイズ少々ありますが、この時期のトルコ盤LPにしては、かなり程度はイイ方だと思います。ジャケの風合いは、やっぱりオリジナルのほうがいいのですが、ややボロです。
A1 Aşk Yolunda Bağrı Yanık Yolcular
A2 Leyla Bir Özgecandır
A3 Ölürsem Yazıktır
A4 Bülbül Taşta Ne Gezer
A5 Karam
B1 Ben Yürürüm Yane Yane
B2 Yağmur Yağar Taş Üstüne (Vay Dili Dili)
B3 Ben Bir Çoban Kızıyım
B4 Bekliyorum Günlerdir
B5 Bir Esmere Gönül Verdim