仏オクシタニアの人気グループ/マッシリア・サウンド・システムのヴォーカル=タトゥによるニュー・ユニット/ムッスーTのセカンド・アルバム~やっと入荷しました!その内容、前作の“マドモワゼル・マルセイユ”で聞かせたオクシタン~ノルデスチ~スワンプ三位一体サウンドが、より純化/ブラジル色は後退しましたが…、ムッスー・サウンドが本格的に確立した感があります。バンジョー or ウクレレ、ギター&スライド・ギター、カズー、アコーディオン、ビリンバウ、そしてベースに各種パーカッション等によるシンプルな生音4人編成~その、歌を聞かせることに徹したオクシタニア&ルイジアナ・ケイジャン風のバックの中、飄々としてややハスキー、鼻歌風?呟くようでいて通りよいタトゥの独特な歌い口が、よりクローズ・アップされて響きます。地中海~南仏ムードを漂わせつつ、ブルージーにも聞こえるトロバドール風スタイルを中心に、中にはニューオーリンズ経由とおぼしきトロピカル風、クリフトン・シニエばりのザディコ風ナンバーもあったり、飽きさせない出来です。オック~マッシリア・ファンはもちろん、ケイジャン系ファン、地中海音楽ファンにもオススメしたい作です!