こちらも “ラム・プータイ” 集ということですが、収録曲はモンルディー・プロンマチャック自ら作曲したものだそう(モーラム系の歌手が自ら作曲することは、よくあるということです)。それにしてもブレない人ですねえ、イサーン出身のラオ人ということですが、80年代このかた、まったくブレずにモーラムを歌い続けているその姿勢、その歌い口、得難い人かと思います(ちなみに “プータイ” というのは、ラオス〜中国の国境地帯に住む少数民族のことだそうで、そんな少数民族の民謡に由来するスタイル、ということなんでしょうか?モルンディーは若い頃、ラオスでモーラムを学んできた人、ということですが…)。本作もバンド編成のブレないモーラム、素晴らしい!