というわけで、ミトさんに買い付けしていただくために、なにかイイものないかなあ?と探していて、youtube で、ひっかかったのが、こちら自作自演歌手のムリンド・ザ・ヴォーカリスト、そして> SIMMY (残念ながらHPにUPする間もなく店頭で売切れ、鋭意再入荷努力中!ダーバンのちょっと知り合いのレコ屋に連絡してみようかと…)でした。
ミトさんがおっしゃるには、新譜が南アでも大人気ですよ、とのことでしたが、この “ヴォーカリスト” !と名乗る若い男、いかにも南アっぽい、というか、クワズールーナタール州出身で(なので、ダーバンで活躍していることでしょう)、コーサ語で歌っているそうですから、なるほどズールーとはまた一味ちがう南アっぽさ(う〜ん、コーサっぽい音楽といえば>こちらが最たるものなんでしょうけど、でもミリアム・マケバも、そういえばコーサの人でした)。なんか、コーサらしく、時に喉をクリックさせながらも、ちょっと諦観にじむクールな歌い口は最近っぽいかも? でも、よくよく聴けば、なんとなく、ムブーベっぽいメロディー使いを辿っているようにも聞こえるその歌声なのでした(コーサなんだからムブーベのメロとは言えないのかも知れませんが…)。
UPなダンスはなし、ミディアム&ミディアム・スローな曲調が並び、ミニマルな1コードもしくは2コード構成で、聞かせどころのみ、サビのみを延々と繰り返し、ヴォーカルを聞かせることに主眼をおいたその展開!加えて、クワイトとゴムのビートを足してスローにしたようなクールなリズム感のあり方…、うんうん、なかなか、面白いじゃないですか、コレは!
ところで、このムリンド・ザ・ヴォーカリスト、本名は Lindokuhle Mgedezi、コーサ語で “ムリンド” は “責任” を意味するそうです。やっぱり、面白いじゃないですか!