ポピュラー音楽史上アフロキューバの伝統の最高の具現者といわれた名歌手ミゲリート・クニ。アルセニオ全盛期のリード・ヴォーカリストで、アルセニオ渡米後も直系バンド、チャポティーンのコンフントで活躍しましたが、本作は1958年にヘマからリリースされた、ソンやボレロ系の名曲を多く残したビエンベニード・グティエーレスの作品を歌ったアルバム『ソネス・デ・アジェール』(LPG-1108)のリイシューです。曲順はシャッフルされていますが、全12曲を収録しています。
バックはセプテート編成で、トレスをニーニョ・リベーラが担当。当然アレンジも彼が中心になって行っているものと思われます。味のあるトランペットは名手オスカル・“フロレシータ”・ベラスコ、他にピアノのリリー・マルティーネスらが参加しているようです。クニの伸びやかな歌唱、キューバの伝統的なサウンドをベースに50年代後期のモダンな感覚も取り入れた音作りが愉しめます。
盤起こし?と思われますが、音質は概ね良好です。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)
1. Convergencia (Bolero Son)
2. Cobarde No (Bolero Son)
3. Dónde Va Chichi (Son Montuno)
4. Los Tres Juanes (Bolero Son)
5. Contradicción (Bolero Son)
6. El Diablo (Bolero Son)
7. Con Amor Todo Se Olvida (Bolero Son)
8. El Cielo Tenebroso (Bolero Son)
9. Por La Señal (Bolero Son)
10. Lo Mismo (Bolero Son)
11. Con Voluntad (Bolero Son)
12. Tú No Lo Creas (Bolero Son)