天才ベース少年として馴らしたピポキーニャとカート・ローゼンウィンケルのカイピ・プロジェクトでも知られるペドロ・マルチンス、技巧のeg + ebで魅せるデュオ作!
“タッチ、レパートリー、ハーモニー、リズム、メロディ、そして特に感情と言った範疇において…流暢な聴く力を持って、彼らは自由に演奏する。同時に、彼に影響を及ぼしたルーツへの崇敬を見ることができるだろう。数々の美しいメロディ!” – アミルトン・ヂ・オランダ(バンドリン奏者)
11歳からプロ・ミュージシャンとしてのキャリアを開始、近年ではピアノ奏者サロマォン・ソアレスのスイス・ツアーに帯同するなど、ヨーロッパでもその名を知られるベース奏者のミシェル・ピポキーニャ。(ブラジル国外ではマイケル・ピポキーニャと紹介されることも有り)一方、N.Y.ジャズ・シーンのカート・ローゼンウィンケルがブラジル音楽寄りの創作をした「カイピ」プロジェクトに参加し、ここ日本でもその名を語られることの多いギター奏者ペドロ・マルチンス。コンテンポラリー・ジャズの一線で活躍するふたりがデュオ編成で制作した本盤は、観光省とペトロブラスが協賛ということで、ブラジル音楽を洗練されたインストゥルメンタルとして聴かせることにスポットを当てています。エルメート・パスコアル”Azeitona”、カルトーラ”Desfigurado” 、ドミンギーニョス”Desllusão”、ドリ・カイミ”Ninho de Vespa” …ブラジル音楽史に刻まれた楽曲群を、ホロウ・ボディのegと時にフレットレスも登場する6弦ebの二本で、原曲の持つ美しい個性を消すことなく、流暢な即興演奏の対話と4分の2拍子のリズム・フィールで表現するというマジカルな冒険が遂行されたアルバム。ギンガ”Bolero de Satã”には女性シンガー、モニカ・サウマーゾ、トニーニョ・オルタ”Raul”、”Mr.Herbie”の二曲には作者のトニーニョ・オルタ(g)本人も参加。ピポキーニャ自作”Tipo Dani”には本作収録のスタジオ・オーナーでもあるチアゴ・ハベーロ(drs, /DDG4)がゲスト参加。ブックレット写真はダニ・グルジェル。いついかなる場面、幾度でも聴き続けられるインスト・ブラジル音楽のマスター・ピース登場!(サプライヤーインフォより)