MEREMA / ERYAMON’ KOYTNEVA

絶滅の危機に瀕したモルドヴィア伝統民謡とエレクトロ・サウンドの衝撃的な出会い!!!

東欧に位置する旧ソ連の構成国:モルドヴィア共和国。現在同国内において、〈自分はモルドヴィア共和国国民だ〉と宣言する住民は全体の40%であると言われており(残りの60%はロシア人が占める)、モルドヴィア人を自称する人々は辺境な村落など、ロシア社会とは距離を置いた場所に生活圏を持ちます。故に、古来より同国で使用されてきたモクシャ語およびエルジャ語を継承する人々も残りごくわずか。同国の民俗遺産はもはや失われようとしています。
今回ご紹介する5人組フォーク・アンサンブル〈メレマ(エルジャ語で『物語』あるいは『伝説』を意味する)〉は、大学教授:エカテリーナ・モディナを中心に、モルドヴィア共和国首都サランスクにおいて2010年に結成。同国で古来より継承されて来た儀式や習慣、歌文化の保存と普及を活動の目的としたグループです。
メンバーたちはモルドヴィアの村を度々訪問しては綿密な現地調査を行い、モルドヴィアの古謡および言語を研究。女性メンバーたちは絶滅の危機に瀕したモクシャ語およびエルジャ語を駆使し、伝統的な節回しと共に、強烈極まりないポリフォニー・コーラスを聴かせてくれます。こういった古式コーラスやモルドヴィアの失われし管楽器ニュディ(nyudi)の演奏のほか、ウッヴァト、ペチナヤ・ザスロンカ、ルベル(ロシアの伝統的な台所用品)といった家庭用品をメイン・インストゥルメントとして使用。同国の伝統民俗音楽を忠実に継承する一方で、喉歌や口琴風のサウンドをはじめとした異文化音楽のテイストも、躊躇なくスパイスとして加味しています。また、現代の人々への普及、先々までの保存/継承を考慮し、大胆なモダン化も実行。エレクトロニック・サウンドを大々的に導入していますが、鮮烈なポリフォニー・コーラスの嵐と伝統民俗楽器の土着的な響き、そしてヒプノティックな電子音の洪水という異質な組み合わせはかなりインパクト大!独特な雰囲気を醸し出す失われし古謡と、クラブ系の人々をも虜にするような、怒涛のビートによるバキバキなトランス・ミュージックが鮮やかな融合を遂げています。この伝統・革新がどちらの存在も脅かさず絶妙にマッチしているという点は要チェックです!
ディープ・フォレストやシェイハ・レミッティを初めて聴いた時の衝撃が今再び思い起こされるような、ワールド・ミュージックの成功例と断言させていただきたい本作。是非、ご期待ください! (サプライヤーインフォより)

*もともと非シールド品となります。

1. Kozon’ Kazanes’ stroyatots’ 03:57
2. Lisede Rasket Karshozonok 03:07
3. Mastyan chi, paro chi 02:55
4. Liseda, yalgat, liseda 02:06
5. Kostyan Annyunyas 04:45
6. Adya kiyal mazy repsen 02:33
7. Shyakshata 04:22
8. Vay tyadyanay_ avanyay 02:45
9. Greshnay Ulyu 03:40
10. Roz’ paksenes’ 03:03

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