MELINA ASLANIDOU

melina-aslanidou20141970年生まれ、シュトゥットガルトで生まれたそうですが、育ったのは古代マケドニアの中心地だったヤンニスタだったそうです。オイ・アペンナティというグリークトラッド系バンドで活躍した後、2002年にソロデビュー・アルバムをリリース、それから12年、こちらソロ4作目となります。”若手”実力派ナンバー1だと思っていましたが、もう、42歳になるんですねえ。一昨年にはダラーラスとともに欧州ツアーをするなど、ここ数年、すっかり揺るぎない人気を得ているこのメリーナ・アスラニドゥですが、な、なんと05年サード以来、9年ぶりの新作ということに…、いや〜、待たされました。で、待たされただけのことはあります。若い頃のハリスを想わせる、いかにもギリシャらしい微妙にカスレた哀愁味ある歌声で、ギリシャ風味満点のバラード〜ミディアム曲を中心に、マケドニアらしいバルカン調や、グリークROCK風、ジプシールンバっぽいアップもまじえ、多彩でいながら落ち着きのあるモダンライカ・アルバムに仕上がっています。内ジャケのアダムス・ファミリー風化粧のポートレイトにはちょっとヒキましたが、ここ数年の(高齢化進むライカシーンの中では若手)女性モダンライカ作品では最も充実した1枚になるかと!






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