シリア出身のカヌーン奏者、マヤ・ユセフによるアルバム。彼女の祖国シリアは度重なる内戦・紛争で大変な状況になっており、マヤにとって音楽は、悲しみや破壊される祖国を目にする苦しみや悲しみをはきだす唯一の手段。
2012 年のニュースで目の当たりにした祖国の壊滅的な状況に、彼女は叫び、アルバムタイトルにもなっている、平和を願う祈りの「Syrian Dreams」を書きました。ほかにも、2 曲めの「Hi-Jazz」はHijaz というマカームの旋法に基づいたもの。ジャズを聴かずに育ったユセフが、ジャズとアラブ音楽の共通点である「即興(インプロビゼーション)」を手がかりにつむぐ「ジャズ」です。ほかにもシリアのウード奏者の作品など、多彩な魅力に満ちた1 枚です。(メーカー資料から)
01. 地平線
02. Bombs turn into roses
03. Hi-Jazz
04. Touta (シリアの伝統音楽(マヤ・ユセフ編)
05. 夜の女王(Queen of the night)
06. Syrian Dream
07. ダマスカスの7 つの門
08. 突破
09. 海