バルセロナを拠点とする2014年末に結成された女性5人組ユニット、マルーハ・リモンによる2018年の初アルバムです。フラメンコに触発されつつ、ポップ、ジャズ、キューバ音楽、ボサノヴァ、ラテン・ロック、ファンクなど混ぜ合わせたサウンド。アコースティック主体の音作りながら、オホス・デ・ブルッホなどを経過した以降のストリート感が息づいています。編成は、2人のヴォーカルに、ギター、パーカッション、トランペットで、女声のハーモニーも効果的。このグループの特長になっていると言えそうです。曲はオリジナルの他、メキシコのアルマンド・マンサネーロのヒット曲「アドーロ」のフラメンコ仕立てによるカヴァーも披露。オススメです。