70年代のジョルジ・ベンジョール・マナー、サンバとソウルを融合させロック・バンドの編成、いわゆるeベースとドラム・キットで横揺れのスウィングを導き出すというスタイルで人気を博すサンパウロのバンド、クルビ・ド・バランソを率いるマルコ・マットーリ。父が中古レコード店を経営という恵まれた環境にて吸収した博識を自らのパフォーマンスに活かす、通もパーティー・ピープルも唸らずには居れないクオリティを誇ります。そのマットーリがアドニラン・バルボーザ以降連綿と継がれるサンパウロのサンバ世界を踏襲し、リノベイトすべくソロ活動を開始しました。デュオでアルバムを発表しているT.カスラとヘナート・ヂアスが共作で、エヴェルソン・ペソアらの7弦gで低音を担う、いわゆるパゴーヂ編成を基調に新たなアイディアを加えたサウンドには、オズヴァルヂーニョ・ダ・クイーカら名プレイヤーのみならず、ジャズ界でも活躍するヒカルド・エルス(vln)、ルカ・ハエリ(cl)、ブルーノ・セホーニ(cello)も参加。女性シンガー、ホベルタ・ゴメスをフィーチャーした”Gravidade”や”Maldita”、管弦とエレクトリックの融合で名作を発表しているS.S.W.ペリコ作の”Você pensa que me engana” 、など新風を吹かせながらもホットな空気に満ち溢れた一枚。クルビ・ド・バランソやペリコを手がけたジェズース・サンチェスがプロデュース。(サプライヤーインフォより)