リーダーのマルセロ・カッツはピアノ、プリペイドピアノ、アコーディオン、カズーなど。エリーナ・リウニはソプラノ、クラリネット、ハーモニカ、ハープ、ホイッスル、にドラムセット。デミアン・ルアセスはヴァイオリン、フルート、アンデスの笛、グロッケンシュピール等々を奏でます。“Un Trio por el Pelicula” とあり、要するに映像や舞台作品のための音楽ということになるんだと思います。で、YOUTUBE にあがっている映像を観ると、無声映像のための音楽ということがわかって、なるほど、という感じですね。そうなるとこのCDのタイトル「マルセロ・カッツとセルロイドのための無音(直訳)」という意味もわかろうというもの。セルロイド=フィルムと解せば、何のことはない「マルセロと無声映画たち(意訳)」ということでめでたしめでたし。トーキー以前の映画好きにはピンと来る音楽だと思います。