こちらも渡米前のカセット・テープ録音の復刻CDかと思われます。ジャケにミョマ楽団のものと思われるブルーの図案が配されているので、ミョマ楽団がバックをつとめている可能性大、90年代後半ぐらいの録音でしょうね?
で、晴れやかな金管群のオープニングにサインワイン・オーケストラが交わり、ソロ・ピアノに旋律打楽器パートから、金管&シンセも加わって行く展開という具合に、曲調、伴奏スタイルは流動的ですが(よくよく考えると実に派手な展開?)、基本、カーラーボ(古典音楽的要素も感じさせる自由な大衆歌謡、といった感じ)かと思います。
そこに、ふわふわとたゆたうようでいて、しなやかな曲線を描くマーマーイエの歌が、いつものように、飾りなくも慈愛のこもった節まわしを聞かせてくれるのでした。