MANDALAY SEIN MUTTA SAING ORCHESTRA / THE HISTORICAL SKETCH OF MYANMAR TRADITIONAL AND CLASSIC MUSIC

というわけで、もう1点、セイン・ムーター・サインワイン・オーケストラのCDが初入荷しています。しかも1993年作、そして、マンダレーの“セイン・ムッタ” サインワイン楽団名義となっています。この人、マンダレー出身なんでしょうか、ミャンマー語、鬼のように難しいので、ネット上では確認していませんが。で、こちらは『ミャンマー伝統音楽並びに古典音楽の歴史の素描』といった英語タイトルがついています。 SEIN MUTTA と SEIN MOOT TAR は同一人物か?という疑問はジャケ写のムーター師のひょうきん?なタタズマイが解決してくれます(まだ若い!痩せてますが)。英語タイトルどおり、サインワインを中心として、さまざまなスタイルが聴けるアルバムで、曲の始まりにミャンマー語、もしくは英語のナレーションが付く曲もあります。時代背景のことやら聞き覚えのない固有名詞やら、楽曲や音楽様式の説明なのか、せっかく英語で紹介してもらっても、何についての紹介なのか、よくわかりませんが(できたら、ライナー入れてもらった方がわかりやすいですよねえ、やっぱり)、ムーター師の若々しい演奏が綴る様々な曲想の変化は、他のCDでは味わえない貴重なものかも知れません。このCDリリース時、既に名人として有名だったと思われるムーター師、ミャンマー伝統音楽の担い手として、過去の遺産として受け継がれた様々の曲を、その様式性を振り返りながら紹介した、そんな企画アルバムだったと思われます。

以下、曲タイトルも英語に…

1.THE OPENING OF THE COLOUR SPECTRUM
2.BYAW
3.THE PATROL BOAT SONG
4.THE ROYAL BOAT SONG
5.THE ROYAL GOWN
6.O LYAN NYI LINN
7.THE SONG OF NATS
8.THE SOUND OF SHWEBO DRUMS
9.THE ROYAL DRUM
10.THE SOUND OF O-Z
11.DO-BUTT
12.LAY KINN
13.WAY LAR
14.SHOWERS OF POWER AND GLORY

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