グアドループのカドリーユ重要LPのレアーな復刻CDです。で、たまたま当店を訪れていた荻原和也さん(いつも、お世話になります!)に、こんなの入荷してますよとお見せしたところ、それ、以前レココレに紹介しましたよ、と、わざわざ元原稿をメールしていただいたので、荻原さんにお断りして以下、転載させていただきました(というわけで、今回もお世話になります!)。
“オルターポップから発売され評判となっている66年のビギン名盤>『黄金のビギン』にボーナス・トラックとして4曲収録された、マダム・デュピュイのカドリーユ集の完全CD化。『黄金のビギン』の解説には、共演者のヴァイオリン奏者エリー・コロジェのことばかりが書かれ、アルバム名義であるマダム・デュピュイの名がクレジットにすら載せられていないのは遺憾千万だった。マダムの名誉回復のため、07年の復刻作だが紹介しておきたい。
マダム・デュピュイ・マルグリットは1901年、グアドループ島でカドリーユの盛んなグランド・テール、ムール村の生まれ。アコーディオンに取って代わられる前の、ヴァイオリンで演奏していた古い時代のカドリーユを演唱したこの72年作が、マダムゆいいつのソロ作。ボーナス・トラックだったtrack 1〜4 は、ダンスを指揮する号令を伴うカドリーユの伝統的な4形式に沿ったもの。track 7 以降はマダムが歌うビギンで、伴奏にエリー・コロジェのヴァイオリンのほか、ジャズ・ギターが活躍する。” 〜2010年1月号のレコード・コレクターズ誌より(ご本人の許可を得て転載)
>★試聴可!
01. Pantalon
02. L’été
03. La Poule
04. Pastorel
05. Biguine Finale
06. Biguine Quadrille
07. Medley
* Manzelle La Quité Mari Mayé A Li
* L’amour est un mot de tendresse
* Casino
08. Petite Fleur Fanée
09. Ton A Marie Landa