先ごろマイク・マッシーとシングル録音をリリース、変わらず、レバノンの新進作曲家として活躍するマレク・エル・ヤーマンのコンポーザーズ・アルバム2013年作初入荷です。歌い手として招かれたのは、このアルバムでCDデビューしたと思しきキャロル・アウン(現在子育て中)、癖のないバランスの取れたイイ歌手で、おそらくアラブ古典の素養を持った女性でしょう。いかにもレバノンらしい流麗な歌曲の数々を瑞々しい歌声で聞かせてくれます。マレク・エル・ヤーマン、キャロル・アウンともに、日本のファンには馴染みはないかも知れませんが、レバノン歌謡を好む貴兄には、これは掘り出しものと映るんじゃないかと。