う～ん、久しぶりにマリものでイイＣＤに出会いました（～という気がしてしまいます）。グリオーの家系のンゴニ奏者ですが、自ら弾き語るちょっと枯れた歌声もＯＫですが、曲ごとに入れ替わるゲスト女性ヴォーカルがまた良し、なんか豪華です。どこか砂漠のブルースにも感覚が近い、ブルージーなフレーズが横溢する高低ンゴニ・デュオに各種パーカッションが加わるだけの生音演奏も、実に達者です。砂漠というよりもサバンナのブルース？ちょっと湿り気を帯びた空気感の中、男女歌手がコーラスを兼ね合い、じっくりと重ねる、決して昂ぶることのないクールなメリスマも聴き応えありますね。その抑制された雰囲気、なかなか出来ることじゃありませんね。１９６５年生まれ、さすが、マリの男女最高峰？サリフやアミ・コイタのレコーディング・パートナー、ほか、いろんな歌い手から引っ張りダコのンゴニ奏者、なんだかジミ～に才能がホトばしっていますよ。オススメできます。

いつも、無断リンクすみません！▷http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2012-03-02