メアリ・ロー(1928〜)、本名マリア・マントナナキは、ヨットの係留地として知られるアテネ郊外の海沿いの町、パライオ・ファリロ生まれ、夫は、やはりパライオ・ファリロにクラブ〜パーラーを経営した作曲家のニキ・ヤコブレフ(1910-1981)で、後年、夫婦は二人の子を授かります。
メアリ・ローは、48年にヤコブレフ作曲の映画主題歌でデビューしましたが、その後も1960年代にかけて、夫君やマノス・ハジダキス等の曲などを歌い続け、洒脱なグリークPOPヒットを生み出す傍ら、幾つかのラジオ番組のレギュラー出演もつとめ、広く人気を保ちました。が、70年代に入ってからは芸能活動からは遠ざかったようです。けれど、今もパライオ・ファリロに暮らしていて、健在とのこと。
本盤はその全盛期、1950〜60年代のシングル・ヒット曲のベスト盤(88年リリースのベストLPの復刻CD)で、ジャケットのイメージそのまま、当時としてシックで都会的、センチメンタルなギリシャ・マナーの歌い口を楽しめる内容となっています。
1 Αγάπη Που ΄Γινες Δίκοπο Μαχαίρι
2 Εφτά τραγούδια Θα Σου Πω
3 Καλή Αντάμωση Ματάκια Γαλανά
4 Δυο Κιθάρες
5 Η Λατέρνα
6 Γαρίφαλλο Στ’ Αυτί
7 Μη Το Ρωτάς Τον Ουρανό
8 Το Μικρό Μας Καλύβι
9 Θα ‘Ρθουν Τα Χελιδόνια
10 Λένε Λένε
11 Καημένο Κολωνάκι
12 Το Λιμάνι