LUCIBELA / AMDJER

>こちらで、紹介されていて(無断リンク陳謝&感謝!)、早々に入手されたお客さんから良かったですよ、とも、お聞きしていたので、入荷させなきゃと思いつつ、タイミングをハズしまくったり、ド忘れたしたりで、今頃になって、お値段ちょっと高くなってしまいましたが、やっと入荷しました…。
それにしても、カーボヴェルデのモルナやコラデイラを聞かせるにあたり、まったく余計なものが何も無い本盤、そのジャケの、ふくよかな笑顔そのまま、作為や衒いがまるで無いと感じさせてくれるところ、嬉しいですね(前回当店入荷の>デビュー作はファースト・プレスが売り切れて、ジャケも改変されたセカンド・プレスで入荷しましたが、その改変盤では、2曲でオーヴァーダビングが施され内容が改悪されていたとのことでした。が、そうとも知らず自分は、う〜んなかなかイイなあ、と思っていた訳ですが…)。

このセカンド、ただただ、その自然体の歌声をたおやかに響かせることに徹した新作、と感じます。生ギター(名手、バウ!)、カヴァキーニョ、ヴァイオリンやアコーディオンのオーソドックスな、カーボヴェルデならではの流れるようなアンサンブルの中、アクセントを加える控えめなピアノ演奏など、実に、気が利いているなあと解するにやぶさかではありません(本作において、作曲とアレンジ、そしてプロデュースも兼ねているヴォス・デ・カーボ・ヴェルデ〜彼の島の老舗グループ、にも在籍したピアニストにしてマルチ・インストゥルメンタリストの、トイ・ヴィエイラ奏でるピアノ!)。というのも、そのピアノ演奏が、これから深まろうとする秋冬の季節にあうような気もしたり、…というわけで、秋、ですねえ、もうすぐ、冬という感じもする朝夕ですが…。とかなんとか言っているうちに、もう冬ですねえ…、というわけで、久々のロングセラー盤!
そして、やっぱり春夏にも聞きたい作ですね!って、実に、調子のイイことばかり言ってますが、ま、実際のところ、オールシーズンで聞けるアルバムすよね。過不足なく行き届いたアコースティックな伴奏も、落ち着きのある優雅な歌い口も、季節と場所を選ばない大人の女のエレガンスを感じさせます(…なんて、婦人服の営業みたいなことを言ってますが、ま、その昔、自分は、婦人服の営業などをやっていましたので、大目に見てやっていただければ幸いです)。

* MM 誌 2022年ワールド・ミュージック年間 BEST10で9位 !!

1 Amdjer Ká Bitche 4:16
2 Justa Recordação 3:39
3 Ilha Formose 4:16
4 Txe Txu Fla 3:56
5 Estronhe 4:12
6 Adeus Mamã 4:09
7 Amdjer Cretchéu 3:37
8 Bombena 3:46
9 Zum Zum 3:34
10 Ven Presto Amor 3:29
11 Alma Gêmea 3:34
12 Pintcha Dia 3:52

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