LOUNES MATOUB / AY IZEM

lones-matoub78 記念すべきルーネス・マトゥーブ1978年のファースト・アルバムがCD化!入荷しています。嬉スイですねえ!その数年後のアルバムと目される>こちらと較べても、本作の若々しさは特筆ものです。冒頭表題曲〜高音域で単純なコード奏法を繰り返すオルガンや、ちょっとエイトビートっぽく聞こえる変拍子を刻むドラムスも妙な味わいがありますが、先輩イディールがコーラスにまわり、デュエットというよりも、ブツブツ呟くような唸り声を上げているのも不思議な味わいで(ニューウェイヴ感覚?)、新鮮というか若々しいというか、サイケというか、デビュー作に対するマトゥーブのアイデア過剰ぶりが伺えるような気もして、深読みは尽きませんね。続く2曲目は、よりエイトビートっぽくなるドラムのビートに乗せ、プログレというかラウンジというか妙なムードのオルガン演奏を背後に、マンドゥーラ弾き語りをせわしなく聞かせるマトゥーブでした…。とかなんとか続いて行く後続曲も結構大胆な味わいの曲ばかりで、何とも面白いデビュー作です。

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