「ジャマイカの民謡おばさん」ミス・ルーことルイーズ・ベネット(1919~2006)は民謡歌手、民謡研究家、役者、社会活動家、ラジオ・パーソナリティー、文筆家と多彩な顔を持つ、当時のジャマイカを代表する文化人。この1954年の名盤『ジャマイカン・フォーク・ソング』はしかし、決して堅い内容ではありません。飾り気なくのびのびとしたルイーズの歌は聴いていて楽しいもので、スカ、レゲエ登場以前のジャマイカ音楽の魅力を伝えてくれます。ワーク・ソング、ダンス・ソングと様々なタイプの曲が収録され、後にハリー・ベラフォンテが大ヒットさせるあの「バナナ・ボート」の原曲も歌われています。ジャマイカ文化を愛する全ての人に聴いてもらいたい一枚です。〜1954年録音10インチLP~そのままのかたちでCDRに焼かれています。いい感じのジャケットそのまま、ギター&パーカションのみのシンプルなバックで、キュート&フォークロア!?な歌声を楽しませてくれます。
>視聴可!