>こちら “A Guide To TEXMEX” の長谷雅春さんにご紹介いただいたCDです。その “テックスメックス案内本” の中でも、きっちり紹介されていた日本を代表するだろうテックス・メックス・デュオ〜ロス・レハーノス・デ・ハポンの新録アルバムとなります。早速聴かせていただいて、いやあ、内容充実、ちょっとビックリしました。で、長谷さんを通じて、お手配をいただき、当店でも売らせていただくこととなったワケです。
ボタン・アコーディオンの赤坂喜代司&バホセクストの橋本伊佐男という栃木県は足利市を拠点に活動して来たというロス・レハーノス・デ・ハポンの本作、さぞかし長年の研鑽があったかと察せられる、テクニカルな見事さにも、もちろん唸らされましたが、何というか、その空気感、昔アーフリーとかラウンダーのレコードで初めて聴いた本場 “コンフント”スタイル、蛇腹と弦が巧まずして醸していたあの空気感のデジャヴを、久々味あわせてもらって、ビックリした、ということです。
(自分にはよくわからないんですが)録音状態の加減、というか、マイクやアンプの使い方なのかも知れませんが、たぶん、自分たちの音楽の出発点を限りなく追求した結果、という気がするその空気感の熟成に唸らされました。その上でのポルカ、ヴァルス、ボレーロ、ウワパンゴやマズルカ、レドヴァといったリズム・パターンにおけるセンチミエントやグルーヴの使い分けも見事!まったく、イカスじゃないですか!?
そして、CDジャケを裏返せば、”This CD is dedicated to The King of Tex Mex Flaco Jimenez” と記されているのでした。