LINE MONTY / TRESORS DE LA CHANSON JUDEO-ARABE

★「ユダヤ・アラブ音楽の至宝 第4集」
マグレブのジュデオ・アラブ(アラブ系ユダヤ人)歌手と言えば、リリ・ボニーシュが有名ですが、これまで現地とフランス、イスラエル以外ではほとんど知られていなかった三人の歌手達の復刻編集盤が届きました。まず、なかなかの美人歌手=リーヌ・モンティ。1950年代にアルジェで活躍した女性歌手です~(バックをつとめるピアニストは、昨年“アルジェリアン・キューバン”なピアノ・アルバムを独ピラーニャからリリースしたモーリス・メディオニ!)60年代にはパリのオランピア劇場にも出演し、マグレブ系移民やピエノワール達にとってファムファタール「宿命の女」のイメージで活躍していたようです。アラブ=アンダルースとシャンソンと無拍子のアマーン歌を融合させたようなスタイルは、この人ならではでしょうね。その陰影の深いメリスマ、哀愁のこもった歌い口が魅力的/アラビック・スタイルのアコーディオンも効いています!

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