レユニオンはマロヤのランディゴ新作、これは今までで一番良しと聞こえますが…どうでしょう?旋律楽器控えめ、キューバンの打楽器音楽、ルンバの吸収で、より躍動感を得た変化に富んだマロヤを確立、混血性を信条とするクレオール・ミュージックの面目躍如と聞こえます。
フジロックに出演した2012年の来日でも話題となった、アフリカのインド洋沖レユニオン島のアフロ系音楽、マロヤのトップバンドの20年作です。1999年島のカリスマ的シンガー、オリヴィエ・アラストによって結成されたルーツ・マロヤ・バンド。ボブ(音弓)、カボシ(ウクレレに似た弦楽器)、チャールストン(パーカッション)、ジェンベ、バラフォン、コンガ、アコーディオンなどなどを用いた、驚愕の演奏テクニックのパワフルで祝祭的なダンス音楽です。マロヤのハチロク系リズムは、繰り返しの魔力で聞くものを軽くトランス状態に導いてくれるのですが、このバンドはトランス感をさらに高めた演奏が魅力的。スケール感のあるヴォーカルとコーラスのコール&レスポンスと、どっしり下腹に響く強力なリズムを奏でる打楽器を主体としたアンサンブルで、前作ではキューバのロス・ムニェキートス・デ・マタンサスをゲストに迎えたりしていましたが、本作では5曲目が、ダイレクトにキューバのルンバを取り込んだアプローチとなっていて、ルンバ好きとかにも聴いてみていただきたいところです。派手に立ち回るジェンベの聴かせどころも用意されています。(サプライヤーインフォより)
1 Kosa Néna 3:35
2 Bon Tizane 4:48
3 Mézami 2:15
4 Byin Bon 3:54
5 Laba 4:20
6 Larivé 2:50
7 Lao 4:00
8 Dann Brouyar 3:08
9 Afrika Anou 2:55
10 Fénwar 5:30
11 Doulér 2:58
12 Vola 2:51
13 Malagasy Anou 4:47
14 Kordéon La 3:30
15 Koman Na Fé 3:33
16 Yinm Aou 3:40
17 Oyé 1:41