相変わらず、何考えてるんだかよくわからない、このトボケたインストに、じっくり和める理由も、よくわからない…んですが、地中海バルカン周縁空想的トラッド&サーフ系ミクスチュアー・インストバンドだった彼ら、ですが、今回は北米大陸あたりのカントリーサイドを行く、という趣向でしょうか?なかなか意味不明なロード・ムービー風アルバム、さすがです。
過去に日本盤も発売されたことのある一風変わったフランスの空想バルカン~ジプシー~東欧バンド、ラティライユ、2022年作14枚目のアルバムです。。古いもの好きのバンド・リーダー、グザヴィエ・ドメリアックが、旧共産圏への憧れがきっかけで、がらくた同然の楽器を集めて始めたという一風変わったこのバンド。ギターやバンジョー、ベース、ヴァイオリン、ドラムス、クラリネットやドゥドゥク、アコーデオンなどのアンサンブルから繰り出される、レトロな映画の架空のサントラのような、幻想旅行のお供のような、独特のムードを醸し出すサウンドです。
本作も“グラスランド”という架空の土地へのロードムービーの音楽として制作されています。これまでも“どこでもなくどこでもある”音楽を聞かせてきましたが、ここでは、ちょっとU.S.A.っぽい、どこまでも続く田舎の一本道をのんびりと旅する、様なイメージを抱かせてくれるサウンドを創り出しています。いつも通りのトボケた味わいがも詰まっていて、気楽に彼らの想像の世界に浸ることが出来ます。(サプライヤーインフォより)
1 La Pêche À La Mouche En Alaska 3:11
2 Potluck In The Shack 2:24
3 Brand New Garb 3:09
4 Le Grand Nuage De Poussière 3:29
5 Swagman Star 4:27
6 The Dreamy Muleskinner 2:48
7 Farmhands Club 4:23
8 The Big Beeline 3:59
9 Rabid Cow 3:13
10 Good Naps Barn 2:52