LATIFA / MAALOMAT AKEEDEH

いや、こんな美人でしたっけ?実力はあります。チュニジア出身の人気女性歌手=ラティファの07年作(5作目)~なんとこの作、フェイルーズの息子=ジアード・ラハバーニがプロデュース&曲も書いています!アブデル・ワッハーブやレバノンを代表する詩人タラル・ハイダルの詞を、格調高く変化に富んだアレンジに乗せ、そこはかとない色気を湛え、たおやかなメリスマに揺れる歌声でラティファが聞かせます!ピアノ&サックスが印象的なジャジーな冒頭、ウード&ストリングス中心の2曲目ではジアードも歌い、古典的アラブ歌謡スタイルの3曲目、哀愁漂うギターが誘うロマンティック・バラードの4曲目、ソウルフルなミディアム5曲目、ミスティックなシンセとウードが絡み合うアップ6曲目、カヌーンがフィーチュアーされたタンゴで始まる7曲目、西洋室内楽風の8曲目、フリューゲル・ホーンで始まるアーバンな9曲目、ターラブ調のインスト10曲目、そしてギター伴奏で歌われる11曲目、というわけで、全曲、変化に富んだ多彩なアレンジで飽きさせません。フェイルーズ直系アラブ歌謡の王道を感じさせます。さすが、ジアード・ラハバーニ、というところでしょうか。オススメできます。

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