ケッツァル、オゾマトリに続いてチカーノ・バットマンなどユニークな実力派グループが次々と飛び出すロサンゼルスのチカーノ・シーンから登場した新世代ソン・ハローチョ・バンド！ヒップホップに囲まれてアメリカで育った彼らが、ルーツであるメキシコ・ベラクルス地方のアフロ・メキシカン音楽＝ソン・ハローチョを新しい感覚で演奏します。～＆実体験に基づいた社会性の高い歌詞＆フォーキーな感覚で伝統楽器を鳴らし、ラップ/スポークンワーズもミックスしたスタイルで、シンプルで力強い音楽＝ソン・ハローチョの有効性をアメリカ社会のなかで試みています。伝統ナンバーをアリゾナ州移民法に反対する歌にした１曲目、メキシコ独立、地下鉄道、パチューコ、公民権運動、そしてフロリダ黒人少年殺人事件までを題材にした力強いスポークン・ワーズ６曲目、 シウダ・フアレス周辺で起きている女性大量殺人・行方不明事件など、女性問題を告発する９曲目、労働者へ捧げた強力ナンバー１０曲目などの他、有名なソン・ハローチョ・クラシック７曲目、サパテアードを大胆にフィーチャーした４曲目などの伝統曲、6/8拍子で歌われるフォーキーで美しい英語ナンバー３曲目もイイですねえ。現代のイースト・ロサンゼルスに暮らすチカーノ達の生の声が詰まった充実作、ですよ！